遊学 〜植木屋はただ笑っている〜

   明日からいよいよ雨の多い季節になりそうですね〜。。。

   カッパを3セット常備の庭蝉はそんなことではヘコタレナイのだ。。。

    『 子供の遊びを考える 』

子供の頃、よく遊んだモノや事。どんな内容でしたか?私はレゴブロックと砂場遊びが大好きだったのを覚えています。その他テレビゲームやラジコン、人が集まれば鬼ごっこ。。楽しい遊びが沢山ありました。しかし大人になるに連れてそれらでは遊ばなくなっていく。なぜでしょう??勉強しないといけないから?周りが皆やらないから?世間が認めないから??


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子供の遊びの延長線上には絶対に「大人の遊び」があるはずだ。子供の遊びは所詮大人の遊びの疑似体験に過ぎないからだ。レゴブロックで家を作る、それは大人になりホントの家作りになる。ラジコンを操作する、それは車の免許を取り、車を買えば大人の遊びになる。砂遊びは地形の造形であり、鬼ごっこは文字通り悪者を捕まえることだ。


 私たちは今、どれほどの「遊び」を持って暮らせているだろうか。電車に乗ればスマホでゲームをやっている大人が多い事に気づかされ、まだ疑似体験の中で遊んでいる大人に哀しくなる。もう充分に本物で遊べるはずなのに。。


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ドラゴンクエストをご存知だろうか。またそのシリーズ中の「ドラゴンクエストⅢ -そして伝説へ- 」をやったことがある人には解っていただけると思う。RPGの名作です。

 レベル20になり「悟りの書」を手に入れると賢者になれるという設定がある。この時、誰を賢者に仕立てるかで皆悩むのだ。僧侶か魔法使いか、戦士か武道家か。。「悟りの書」は1つしかないから、1人しか賢者になれない。と皆思うところ、シナリオ作者の堀井雄二は遊び心を魅せた。職業「遊び人」のみ、「悟りの書」なしでも賢者になれるのだ。

 私はこれに衝撃を受けた。一生懸命努力している他の職業では悟りの書(いわゆる免状)がなければ賢者にはなれず、ただ遊んでいるだけの遊び人は、、転職可能レベルまでいくと賢者に成れてしまう。これはお免状なしの免許皆伝さながらの大義ではないか。「遊び」の先に「賢」が産まれる。私は10歳でそれを教わった。というか疑似体験をしたのだ。美術の学校に行こう!と決意できたのには、この記憶が後押しした部分が実に大きい。


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有りがたい事に、植木屋は子供受けが良い職業だと思う。砂遊びしてブロック積みあげて木登りしてお絵描きしてオヤツ食べて大きいラジコンに乗って帰る。洗濯物は子供以上に泥だらけにもなる。通りがかりの子供たちに「なにやってんの〜?」と聞かれたら「遊んでんの!」と答える大人でい続けたいと思うこの頃です。

          柱の上に石を乗せる
          それだけでなんだか
          ワクワクしてしまう

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