花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春をみせばや
これは千利休の侘び茶を表す、去年も載せた一句ではありますが、毎年この時期の寒い朝に浮かぶ言葉たちです。利休の師、武野紹鴎は朽ちていくもの哀しさを「侘び」としていたようですが、利休は全く違う観点なのだな、むしろ生成する瞬間やその直前のエネルギーを見いだす、、。どちらにしても、当時の茶の湯には人が気づかないところに目を向ける。雑多な世界から美しいものを引っ張りだすような感覚があったのではないかと考えます。
庭蝉はすでにフルスロットルで動き始めております。現場3件が同時進行になってはいますが頼もしいチームで乗り越え、納得いく仕上がりが見えてきています。その後も順次、着工させていただきますのでお待ちのお施主様は今しばらくおまちくださいませ。確実に作り上げてまいります。
さて、木更津市で動き出している「サクラを愛でるための景色つくり」の施工写真をアップします。
今はまだ構造物としての主張が強過ぎますが、、、これが竣工時にどうなるか。。乞うご期待ください。
暦ではあと一週間で冬が終わり 節分、立春です。豆まきは自身への感謝、寒い季節を無事に乗り越えてくれた身体への感謝、そして春の到来、生成の希望の喜びの行事です。ぜひご自宅でも節分を感じましょう。