空蝉の 夏の計画 せみしぐれ

  ようやく蝉時雨が始まり、盛夏も続いております
  皆様いかがお過ごしでしょうか
  今年の夏休みはどこかに行かれますか?
  計画するのも楽しい季節です

 思えば、7年前の8月1日。私は大宏園の親方の下を離れ25歳で独立したのでありました。
 蝉といういきものは7年間土の中に棲み、生き残ったものだけが外に出てホンの数日を精一杯鳴いてその命を全うします。独立して7年と3日が経った今日、まだ庭蝉として仕事ができているのも本当に皆様のおかげです。屋号が屋号なだけに「2000年問題」並みに緊張した瞬間でもありました。。(^^;)いやいやほんと。。。


 一昨日、犬の散歩のために玄関を出ると愛犬が何かを食べようとしていたので制止すると、なんと蝉のサナギでした。よく見ると蟻が集っている。。サナギは必死で蟻を振り払い生きようとしている。

   これが自然の摂理

 しかしつい、、、サナギを手に取り蟻を息で吹き飛ばしてから、近くの木の幹に添えてやりました。ギシギシ言いながら登るサナギ。明日にはどこかで鳴いているんだろうと思うと、これもまた自然の摂理なのかな。。と自己肯定してしまいます。


 話は変わりますが数年前、屋久島の森の中で遭難しかけたことがありました。思った以上に険しい山中で息を荒げ夢中で登っていたら、道を逸れてしまったのです。しかし私自身は、道を逸れていることに気づかずに道なき森の中に吸い込まれていく。突然後方2メートルくらいのところで「ケーーーン!!」と大きい鳴き声がして驚き振り返ると大きな鹿が悠然と立ち尽していました。とても賢そうな瞳の奥は、無知の若さを軽蔑しているよう。。そこでようやく道がない事に気づき息を整えようとすると、鹿は首を反らし脇の急坂を駆け上がって行きました。

 これは鹿に助けられた。と今も思います。

 偶然とか自然の摂理とか、、そんなんではなく、鹿が自分の意志で助けてくれた。真後ろすぐにいたというのはしばらく付いて来ていたということ。。冷静を取り戻した様子を確認してから山に消えて行ったこと。。不思議な体験をして今の人生があります。

        シカだって時には情で行動するのだ
        セミの一匹 助けても良いですよね

              今朝

         蝉の成虫が玄関の前で仰向け
         触ろうとすると息を吹き返し
         ふらふらと飛んでいきました

           あの蝉かも知れない

         礼でも言いに来てくれたかな

 というわけで、10月あたりに屋久島に再び行こうと思っています。
 庭蝉はお礼を言いに行くのです。

                       庭蝉「夏休み計画その1」でした

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