入道雲をみていて

 気づけば梅雨が明けそろそろ蝉も暴れだす頃。。

 ホッと一息ついた夕方。西の空の入道雲が縁どりを赤くしていました。夏空がとてもひろく感じるのはこの雲が「空」という一枚の絵を縦にど〜ん!!と突抜ているからなんでしょうか。

 よくある質問で、「大きい木を植えると庭が狭くなってしまうのではないか。。」というのがあります。そんなときにこんな空があったら説明しやすいな、なんて思ってしまいましたが、実際にはあったのかも知れませんね。自分が空を見ていないから入道さんがパスをくれても気づかなかったのかも。。図面優位の平面的な庭よりも高木や高い構造物をうまく使えば縦への空間はより広く感じ、使うことができます。これは庭の考えだけでなくインテリアや舞台美術なんかでもよく取り入れられる技法なのです。そして狭い庭こそ、懐の深い立派な木を植えるのです。


 夏休み前のジブリ映画合戦、「もののけ姫」がテレビ上映していました。


 木 ウエタ  木 ウエ  木 ウエタ  ミナ人間ヌク  モリ モドラナイ

 森の賢者「猩々」の言葉です。なんかジーンときました。

 例え人間が木を植え続けても
 それだけでは森にはもどらない
 人が森を作るには
 彼らのような深い思いと高いプライド
 そして自然に対する大きな感謝の気持ちが必要である


 庭蝉のアイデアが多少ですが組み込まれた街が誕生しました。

 森に住む街「若松台モリニアル」
 http://takusho.co.jp/article/chiba/post_1/


 この街がどう成長するか、これがこの先の人間の街つくりの指標になる

 と思っていたのだが、、売れる前に水枯れしてるようでは、、(辛酷評)

           工程や金銭的な広がりを XY平面で捉えるならば

 
                美意識やプライドでZ軸をつくるのだ

 
        紙っぺらでは表現できないイイモノってそこだと思う

 

        あの雲のように突き抜けるような高い美意識があれば
        あの森の街の木や草、石たちもちゃんと応えてくれる

                    まだまだ発展途上の森の街
                    これからが楽しみな街です

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