夏祭り

  しばらくブログが疎かになっていました
  「夏休み」と銘打ってはいるものの仕事はしています

  今年は。。。(笑)


 先日地元の本千葉で寒川神社のお祭りに参加させていただきました。本千葉近郊に幾つかある寒川神社の兼務社(神主が不在の神社は近隣の神社が管理しています)を神輿が巡りそれぞれの神社の氏子さんが集まり各社で持てなしをしてくれます。警察にも許可を得て、移動中は道路規制をし、神輿が練り歩きます。この寒川地区は旧千葉街道沿いの由緒正しき社で祭事そのものに歴史や活気があります。今は埋め立てられ面影が少なくなりましたが、かつての漁師町、それもワタリガニ漁が盛んな地域でした。寒川神社前では町内会の粋な計らいで毎年ワタリガニが振る舞われます。神輿を担いで汗だくになってカニをむさぼり、キュウリの一本漬けにかじりつき、ビール、、、、、楽しい。。夜になり、千葉みなとポートパークの浜に向かう。それから今年の大漁を祝い来年の豊漁を祈る、名物「御浜入り」。神輿を担ぎそのまま海に入るのです。沖では大漁旗をなびかせた漁船が何台も湾内を回遊し我々を讃えている。
 次の日には、神職として式典に参加し、昼にはお役御免。そしてそこから前日の筋肉痛や節々の痛みに気づき、数日動けない状態でした。。。式典中に痛みが出なかったのは歳のせい??いや、ここはやはり神様の御前、守られていたのでしょう(^^;)


 過去を思えば、今より遥かに娯楽や遊びの少なかった時代、年に一度の神様の出張は地元のヒト達にとってどれだけ大きな娯楽であったことか。漁師気質の荒っぽさや物静かな職人気質も入り交じり、行き交う車も留めてエイヤエイヤと練り歩き、休めば土地の食べ物や酒で振る舞われ、大太鼓を打ち鳴らし、陽気なお囃子もあり、声も枯らし、汗にまみれているこの景色。。。現代の娯楽がどんなに身近で溢れ発展していたって勝てない。次元が違う。今でも最高の娯楽だと思う。


 耳にした名言

 「うちのじいちゃんは一年の内の364日、祭の事を考えてた」

   残りの一日は当日ですね。。。考える必要ないくらい感じろって事


 神道は「宗教」というカテゴリに属さない部分がとても多い

 日本という国の根底に当たり前にある「カミ」という価値

 それは見えはしないが時と場所によりいかにも目の前に在るのだ

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