夏祭り

  残暑が続きます

  皆様お変わりなくお過ごしでしょうか

  千葉市中央区では朝晩は過ごしやすい気候になってきています

  地元の子どもたちはそろそろ宿題や絵日記を仕上げないとイケナイ時期な様子です。。(笑)


 私の生まれ育った地域は超大規模に埋め立てられた新興住宅地で土地の歴史=私の年齢(37)くらいなもので、寂しいかな、帰ったとしても懐かしさや奥深さがなかったりします。むしろ海岸線に植えた松の郡植がようやく松林になってきて風害を緩和してきているだとか、住宅街の庭木は管理せずに荒れてしまっていたりだとか、まだまだ変化の途上にあります。小さいころの近所での虫取りは主に空き地にいるバッタやコオロギ、トンボやカマキリ等でしたので、カブトムシやクワガタ等の甲虫類はあこがれの的でした。地域の夏祭りでは自治会ごとに出店を出し真ん中には盆踊りのやぐらが組まれて太鼓が置かれている景色。お神輿は子どもたち用に作られた簡易的なもので、地域を数ブロック引っぱり歩くだけのものでした。


 記憶に刻まれたそれらの景色 映像

 全てが私たちの親世代の人達が子どもたちのために必死で作り上げた偶像だったのだと気づいたのはつい最近のことです。「夏祭り」というのは本来 大漁祭や豊穣祭を神社が行う日本で一番重要な感謝祭です。埋め立てによって開発されたこの一帯には神社もお寺もありません。それを寂しく思った住民たちが興した地域信仰の仮の姿だったのかもしれません。

 先日、本千葉の寒川神社の夏祭りに祭員やお手伝いとして参加させていただきました。暑い熱い中、神様を乗せた神輿が各町内を練り歩く。太鼓を打ち鳴らし、かけ声合わせて神輿を唸らせる。年に一度の神様の出張です。各町内ではそれぞれの個性的なもてなしをしてくださり振る舞ってくださる。大人も子供も年寄りも皆が笑顔。そして日の入りと同時に浜に出て恒例の御浜入り。海の中で神輿を唸らせる。ヒトの力強さを感じます。「信仰」という堅苦しい言葉では表現しきれないこの島国の豊かさの象徴であるような気がしてきます。


 そこでひとつ

  「神様」を見たことがありますか?

   残念ながら私はありません。

 
  でも感じたことがある、というヒトは結構多い

  それは結局

  感謝の気持ちだったり 美味しいと思う感覚だったり

  空を仰ぐ清々しい心だったり あるいは自然の力強さや怖さを感じる恐怖心だったり


  そこに「神が宿る」とした

  ヒトが心の中に造り出す偶像なのかもしれない


  神道。。。それは日本そのもの。まだまだ勉強している段階ですが、、、、、

                              面白いなあ

 終戦記念日の8月15日
 地元のおゆみ池で恒例の花火があげられた
 そんなお祭り一色の中、私にも子が産まれました
 産声をあげてすぐの息子を抱きかかえると
 とても軽く、しかしズッシリとした命の重さを感じました


 「 清十郎 」 と名付けました

 ミドルネームは「祭男」としたいところです

 ただ健やかに清らかに

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