暖かくなったり冷え込んだりはこの時期の常ではありますがやはり体調崩しやすい時期です
充分ご自愛の上お過ごしください
そしていよいよ到来しているあの季節。。もう言葉にするのも嫌なので言挙げはしませんが。。。
あれの大木の真下での、いやあれの森の中での作業をしています。。。これは千葉で仕事をしている植木屋あるあるかな(^^;)
話は変わりまして
先日あるご縁をいただきまして、九十九里の横芝の海岸で寒中禊(みそぎ)をしてまいりました。
一番寒いこの時期に海に入り祝詞を唱えながら身を清めるということがどういう事なのか、身を以て知りたかったのです。大自然にこの身を委ねることにより己の中に怒涛のごとく流れこんでくる自然の圧力を、時に受け止め、時に刃向かい、時に飲み込まれる、というのを繰り返す。寒いという感覚はあまりなく、ただ自分の身体が自己を越えて生きようとし続けている事がわかります。身体が震える、グギューーっと全身に力が入る。胸の高さまで波が打ちつける、心臓が止まりそうになる直前で、私の意思とは関係なく、私の身体の筋肉が反射的に心臓をポンプアップしている。私はただひたすらに祝詞を唱え続けることに集中している。しかしただ唱えるといっても容易ではない状況。声が、息が止まりそうになるのです。
大自然の一部であるこの身体を拝借して自分が「生きている」ことをリアルに感じます。
終えてみて。。自分の身体もまた自然物なのだということが改めて実感できるとても良い機会でした。植木屋として植物や動物を感じながら仕事をしてはいますが、自分自身も同じであるという感覚が時々頭を過ります。そんな時案外良いアイデアや仕事ができていることに繋がる。大小あれ、寒中禊もまた私にとって庭作りと同じ「身の委ねかた」を感じました。とにかくすごい体験が出来た事に、そして無事に今も元気で暮らせている事に感謝しております。お誘いくださった方々や現地で同行させていただきました神職の皆さま、本当にありがとうございました。
これは苦行などでは決してなく
あくまで身清める神事なのである
でもまた来年もやれと言われたら
。。。ちょっとイヤかな〜(笑)
皆さまも 自身のお体 お大事に