花粉と春の鳥

   お杉花粉サマが猛威をふるっています。。。
   花粉症の皆さんはどうやり繰りしているのか。。。
   薬はカプセル?錠剤?2回?3回?

 杉の大木の真下で日々仕事中の庭蝉です
 じっとしていると杉の花殻のようなものが頭に積もります(笑)

 


 しかし楽しいのは千葉の自然がまだ多く残る場所なので、野鳥がたくさん見られるのです。エナガ、コゲラ、ヤマガラ、シメ、モズ、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス、アカハラ、ツグミ、その他もろもろ。。。春になり冬鳥ジョウビタキはもう見なくなりました。モズもそろそろいなくなるでしょう。キビタキなんかもいそうです。スダジイの大木が何本かあるので夏にはフクロウなんか来るのでしょうね。ここは千葉市稲毛区の天台スポーツセンターの近く。こんな街に近いところでも野鳥たちはイキイキと飛び交っています。この自然をいつまでも残していけることを願うばかりです。

 昨年まで稲毛区天台という閑静な住宅地に住んでいました。自然なんてほとんどないのですが、ある夏の薄暗い夕間詰め、、、電線にカラスが停まっているように見えました。え?こんな時間にカラス?カラスは暗くなる早々に寝床に帰ります。疑問に思い近づいてみると顔が大きい。あ!と思った瞬間、ファッと羽ばたいた羽音が全くしない。。。アオバズクです。我が家の目の前の電線にフクロウがいたなんて鳥肌たちました。フクロウはスダジイなどの常緑樹の樹洞(うろ)に営巣し子育てをします。あのフクロウもおそらくこの現場の自然の中に営巣していたのでしょう。


      鳥話は自然に長くなります。。。。。


 話は変わり、3〜4月の庭蝉ロゴのテーマカラーを温かみのある黄色を中心としています。

 これは大量の杉花粉の色ではありません!(泣笑)


 この時期、実に黄色や白の花を咲かせる樹種がたくさんあります。ロウバイ、レンギョウ、サンシュ、ヤマブキの黄色。ウメ、サクラ、ユキヤナギ、コブシ、モクレン、ミツマタの白。自然界に無駄な意匠は在りません。この色にも種の存続のための意味があるのです。花粉を運ぶ鳥や虫たちが実は色盲で、黄色のみ識別できるようなことを聞いたことがあります。まだ葉のない落葉樹は黄色や白の花びらを持つ事により媒体の生き物たちにアピールしやすくなります。また初夏の頃、青い花が目立ちます。フジやアジサイ、アヤメなどです。それは周りが緑に覆われる時期なので紛れがちな黄色い花粉をより目立たせる補色の青を花びらにしているのではないかと考えてしまいます。あくまで憶測ですが。


 毎朝、愛犬と行く丹後堰公園には湿地エリアがあります。尾瀬のように木製の園路を歩くと鳥たちがびっくりして飛び立ちます。湿生植物の葉がヒョコヒョコと出始めています。ハンノキの大木が古い実を付けたまま芽吹く準備をしています。園内にはオオイヌフグリやオドリコソウがもう咲いています。飛び交うヒヨドリはみなクチバシが黄色い。ツバキの蜜を吸って花粉まみれなんですね。


                  いい季節だな〜〜〜〜〜


                  花粉症でなければ。。。

千倉 金剛院の河津桜が満開でした!

明日発売の「エクステリア&ガーデン2013春号」に庭蝉の施工例が掲載されます
カリスマ庭師、なんて肩書きが付いています。この薄っぺらい表現に若干滅入りますが
施工例の出来具合には自身があります。立ち読み等で覗いてみてください。

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