平成のおわりに

    過ごしやすい日和が続いております

    いかがおすごしでしょうか


 サクラが終わればフジが、ボタンが、ツツジがアヤメが。。。温暖化の影響もあるのかこの時期の草花は怒涛のごとくの変化を魅せてくれます。平成から令和に改元するこの晩春も、なんら変わる事なく連綿と続いていく季節の移ろいに、浮き足立ちがちな気分もふと我にかえるのです。

 去る4月1日。
私はこの「令和」という音と形の品の良さに魂が奮えました。これからの時代をまさに象徴するような素晴らしいことば。そして現皇太子殿下ご家族の時代が来るのだという、大きな堰が切られる寸前の今を生きている事に感謝と感動を隠せずにおります。


     話は少し堅苦しくなるかもしれません

 日本人は昔から血族をとても大事にしてきました。世界的に見ても姓を頭に名乗る民族は少ないのです。血族や家風を重んじ、一族が平穏に暮らせているのは代々のご先祖様が切磋琢磨した事に寄る実りや恩恵をあずかっているからだと考えているのです。そしてその積み重ねを続ける事で代々の霊威(れいい)を纏う、という精霊信仰が古代より根付いてきました。例えば昨年2月に私の所属する表千家流茶道のお家元の代替わりがありました。新しく16代の当主になられた猶有斎様は代替わり前まで「大丈夫かな、なんか貫禄が足りない。。」などと囁かれていた部分がありました。しかし代替わりをなされて1ヶ月、2ヶ月、、見る見るうちにお家元の風格を纏ってきたのです。これは一般家庭でもよくある事で、気づくと親父よりも長男が威厳を持ってきた、なんて事があるわけです。これはまさにその家の霊威が父親から長男へ移った瞬間です。

 この日本において、その霊威の最も大きなと言いますか、貴いと言いますか、計り知れない力を備えているのが天皇家の霊威、血脈なのです。

 みなさま ぜひ改元の5月1日やその前後の今上天皇陛下や皇太子殿下の参加なされる幾つかの儀式やその振る舞い立ち姿を目に焼き付けて頂きたい。彼らの霊威は私たち日本人にも深く恩恵をもたらすものです。そして令和の天皇陛下になられる皇太子殿下には増々の霊威を纏う瞬間を目の当たりにできることでしょう。

                 だって ネコにだってこんなに霊威があるんですから

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