たとえばひとつの家に3メートル以上の木を3本植えたとする
それを私の年間にして10件の造園工事にあてはめると30本
私の造園人生が長くて最大でもあと50年とイメージした時に
いったいどれだけの木を植えられるのだろうかと考えてしまう
全国各地に散らばる庭蝉の布石がもし一カ所に集められた時
それはひとつの「森」になるのだろうか しかし伊豆の森の中を
歩いていると 実に万の単位での木々とすれ違ってしまうのだ
そんなことを考えながら つい早足になってしまう
ゆっくり確実にいきたい自分 と 焦り急かす自分
彼岸の雨は確実に木々の花芽を膨らませています