梅雨入りしています。とは言いますが、雨は降らず、快適に仕事がはかどっています。
そしていきなりですが、
そもそも、この「梅雨入り」が厄介なのです。
「夏入り」とか「冬あけ」が無いように、梅雨入りなんて意味がないように思います。
初夏から半夏生にかけて前線の影響で雨や曇りが多い。。これを「梅雨」と言います、程度のことで良いのではないか???
なにはともあれ、適度な気温と適当な水分のおかげで日本列島の動植物たちは俄然勢いを増していくわけです。剪定や移植作業もこの時期にしておくと良い樹種がたくさんあります。鼻息荒げて俄然勢いづく植物たち、少し根を切られたり枝を落とされても「関係ねえッス!オラまだ育つっス!!」とばかりに前傾姿勢のまま8月までよく成長してくれます。そんな時季の剪定作業は枝先を摘めずに内側で元気のない枝や絡んで邪魔な枝を落とす。株元から出てきた徒長枝を刈る。すると風が抜け毛虫の発生が減り、樹木のアウトラインの大きさを変えないことで影を大きくして日除けや西日対策に対応します。人が快適に暮らすために植物をコントロールしてはいますが、剪定で植物の勢いを抑えているわけではなく、植物がもっと元気になるために余計なものを除く作業でもあると思っています。
こんな感じで
造園工事の合間
つかの間の剪定作業が続き
満ちた季節の私の体にも
ちょうど良いのです
そしていよいよメーターが振り切れる季節が近づいてきました
遠く曇り空の真ん中でヒバリが騒いでいます
ジメッとした夕方にホトトギスが鳴いています
夕風に 早苗過ぎたる田の蛙 気持ちを煽る 押せ押せの声
あと少し 風季に背中を押されれば もうすぐどこぞで蝉が鳴く