全てがニワなのだ
人の所作も人生も
一歩入れば森のような広いニワもあれば、綺麗に仕立てた上品なニワもある。また手入れをしていない雑然たるニワもある。しかしその中に一輪のハッと驚くような花もあれば、しっとりふかふかな落ち葉、、、少し手入れすれば別人に変わるニワもある。植木屋として気をつけていることは、人のニワには土足で上がらず、底の柔らかい足袋で入ること。思い掛けず大事なものを踏まないように。
だから私達はたくさんの人のニワにお邪魔して生きている。そしてたくさんのお客様を自分のニワに招き入れている。人に好かれるようなニワでありたいから日々精進して研いてはいるが、ここはあくまで私のニワなので自分に素直なニワでもありたい。
見たことも聞いたこともない世界が広がるニワ
毎日いてもドキドキワクワクが止まらないニワがいい
そして少数の人でもいいから
最高と讃えられるようなニワにできたら
どんなに素敵な人生であることか
薫風去る6月の庭の中
そこには人生のヒントがいっぱいです
ホトトギス 頭上で唄う 雨上がり
うん、いよいよ夏ですね(汗)
「ニワ」を「人生」と置き換えても読めるのだ(^o^/